私は、夢を見ていました。江戸時代かな?みすぼらしい着物を着て、薄汚れた感じの子供たちが、かごめかごめのような遊びをしています。そばに、古い井戸があって、何かで蓋がされていました。私は,子供たちがその井戸に近づかないように、見守っています。そのうち、ふと目を離した隙に一人の子が井戸のところに駆け寄っていました。
私は,慌てて止めようとしたのですが、間に合わずその子は、蓋をあけてしまいました。急いで子供たちを集め、すぐそばにあった 木でできた山門(?)の中に子供たちを押し込みました。「早く早く、急いで!」井戸から出てきたその魔物は、すぐそこまで来ていました。最後の子を押し込み自分もその後に門をくぐろうとして、真後ろに迫った手が私の肩にもうすこしで、触りそうになった時 私は、目が覚め汗でびっしょりになりながら、部屋を見回し上を向こうとしました。
が、・・・次の瞬間、物凄い力で首を後ろから捕まれ顔を布団に押し付けられそうになり、私は、必死で抵抗して頭を後ろに押し返しました。後ろを振り返る事なんて絶対できません。凄い力で押さえつけられていたから、後ろに頭を押し返す事で精一杯でした。
一体誰が?部屋中に何人もの男の人の声で、唱えられるお経がこだましていました。振り返る事は、できなくてもその手の持ち主を私は、はっきり感じていました。すその擦り切れた、みすぼらしい紺色にかすり模様の着物を着た素浪人でした。夢の中から追いかけてきたのです。
必死でお経を唱えました。すると、音も消え、私の首をつかんでいた手も、消え・・・。今でもはっきり覚えています。あの冷たい骨ばった手の感触を。あの侍は、私に何をして欲しかったのだろう?

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