都内某所の川沿いにある、ある会社の建物で友人が経験した事を書かせてもらいます。
それは、その友人が残業で遅くなったときの話です。
建物は25階建てで、16階にパンや飲み物の自動販売機があり、その友人は20階で働いています。

その日も残業をしていて遅くなり、周りに残ってる人も残り少なくなってきていました。
まだまだ帰れそうもなかったので、16階にパンを買いにいこうと思い、エレベーターに乗るために、エレベーターホールに行きました。

すると1台のエレベーターが空いていたので、「あっ!」っと言って駆け出しました。
その声と駆けてくる音が聞こえたのでしょう、中からエレベーターが閉まらないように、エレベーターのドアを手で押さえてくれた人がいました。

友人は“あっ、人がいたんだ。待ってもらっちゃって、悪い事をしたかなぁ。”と思いながら、エレベーターに向かって、走っていきました。
で、エレベーターに乗って、目的の階のボタンを押して、(閉)ボタンを押しながら、「すみませんありがとうございました」といって、周りを見ましたが、誰もいません。
かといって、乗った階で誰かが降りたのを見てもいません。

“えっ?あ、あの手は何だったんだ?見間違えなら、すぐ閉まっただろうに。”
“それに、乗り込む直前までは、しっかり手がみえていたのに・・・。”
その友人は、特に霊感が強いなどという訳でもなく、幽霊なども信じていないので、“まっ、いっかぁ。”と思いながら乗っていたそうです。

でも、その手の持ち主と一緒に乗っていたのではと、考えてしまうと、私は、その話を聞いたときに、あまりいい感じはしませんでした。
エレベーターを開けていてくれた親切な人は、いったい誰だったのでしょうか。

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