彼女たちが見たのは…?
2006年8月23日これは、私が小学校のときの話です。
私がその時住んでいた、東京都のM区では、区立の小学校に通う5・6年生の移動教室のためにと、軽井沢に宿泊所を持っていました。
でも、私の担任の先生によると、その宿泊所のある土地の周辺では、いろいろとよくないこと(いろいろな人が自殺したらしい)が起こっていたというのです。そもそも、その宿泊所のある土地自体、元々の所有者が焼身自殺をしたため、(どういう理由で自殺に追い込まれたのかという話は忘れてしまったのですが)M区が安く買うことができたというのです。
とはいっても、はじめは、私たちは信じようとはしませんでした。いくらなんでも、その宿泊所周辺でばかり自殺者が出るというのはおかしいと思ったのです。しかも、その話は、肝試しの前にしてもらったので、「あれは先生が作った話だろう」とみんなが思ったのです。
そして、肝試しをすることになりました。男の子と女の子それぞれ2人ずつの、合計4人を1班として、山道を道なりにずっと歩くというやり方でした。
道の途中で、誰かが脅かしたりすることはないということだったので、私は「ちょっとつまんないなぁ」と思っていました。男の子のほとんどもそう思っていたようでした。
そして、まず1つめの班が出発し、私のいた班は、2番目でした。そんなに間をおかずに出発したので、急いでいけば、すぐに追いつくだろうという話になり、もう一人の女の子が恐がっていたので、「前の班のみんなと一緒だったらそんなに恐くないよ」といって、走ってゴールまで行くことにしました。
ところが、ゴールに着いてみると、前の班がまだ着いていないのです。待っていた先生も大慌てで、「君たちが最初じゃないのか!?」と、私たちに聞いてくるのです。もちろん、私たちはそうではないと、答えました。
あんまり遅いので、先生が探しに行こうとしたその時、ようやく最初の班がやってきました。
事情を聞いてみると、先生の言ったコースではつまらないと思った男の子が、わざと別の道に入ったのだそうです。それでは、道に迷ったのかと聞くと、そうではなく、女の子の1人が、ある建物の前で、恐怖のあまりに足が震え出して、動けなくなってしまい、ここまで連れてくるのが大変だったというのです。
その建物の話を聞いて、今度は先生の顔色が変化しました。更に、怖がっている女の子の話を聞いてびっくりしていたのです。
その子は、クラスでも1番気が強くて、男勝りなところがありました。でも、本人によると、霊感が強いとかで、幽霊やお化けの話はまったくだめだったんです。その子がいうことには、「建物の中に男の人がいて、窓から頭の部分が見えたの。よく見たら、首に縄がつながっていて、…首をつっていたの」
でも、みんなは気のせいだろうといって信じませんでした。いや、ただ1人、先生だけが妙な顔をして、なんともいいませんでしたが。
そして、みんなで、宿泊所に戻るときには、その子達が行ったという建物の前を通ったのです。(その班の別の女の子がハンカチを落としたというので、それを探しがてらに)そして、その建物見たとき、私は驚きました。窓が高いところにあるのです。どうみても、床から2メートルくらいのところでした。と、すると、彼女の言ったように天井に縄をかけて首をつるか、何かの台にのらなければ、中にいる人の頭は見えません。
でも、まだ、その時までは信じませんでした。ただ、その建物が妙にさびれていて、最近人が出入りしたような感じでなかったのは気になりましたが…。
そうして宿泊所についた後、先生ホールで言ったのです。「怖がるといけないと思って、黙っていたけど、あの建物は、依然、ある人が経営していたレストラン(と言ったように記憶しているけれど、もしかしたら違うかもしれない)だったの。そしてね、そこはあんまり流行らなかったもので、つぶれてしまって、困った挙げ句に経営者は、首吊り自殺をしたそうよ。ちょうどあの建物の中で…。だから、宿舎の人からはあの道を通って肝試しはしないようにっていわれていたのよ…」
私がその時住んでいた、東京都のM区では、区立の小学校に通う5・6年生の移動教室のためにと、軽井沢に宿泊所を持っていました。
でも、私の担任の先生によると、その宿泊所のある土地の周辺では、いろいろとよくないこと(いろいろな人が自殺したらしい)が起こっていたというのです。そもそも、その宿泊所のある土地自体、元々の所有者が焼身自殺をしたため、(どういう理由で自殺に追い込まれたのかという話は忘れてしまったのですが)M区が安く買うことができたというのです。
とはいっても、はじめは、私たちは信じようとはしませんでした。いくらなんでも、その宿泊所周辺でばかり自殺者が出るというのはおかしいと思ったのです。しかも、その話は、肝試しの前にしてもらったので、「あれは先生が作った話だろう」とみんなが思ったのです。
そして、肝試しをすることになりました。男の子と女の子それぞれ2人ずつの、合計4人を1班として、山道を道なりにずっと歩くというやり方でした。
道の途中で、誰かが脅かしたりすることはないということだったので、私は「ちょっとつまんないなぁ」と思っていました。男の子のほとんどもそう思っていたようでした。
そして、まず1つめの班が出発し、私のいた班は、2番目でした。そんなに間をおかずに出発したので、急いでいけば、すぐに追いつくだろうという話になり、もう一人の女の子が恐がっていたので、「前の班のみんなと一緒だったらそんなに恐くないよ」といって、走ってゴールまで行くことにしました。
ところが、ゴールに着いてみると、前の班がまだ着いていないのです。待っていた先生も大慌てで、「君たちが最初じゃないのか!?」と、私たちに聞いてくるのです。もちろん、私たちはそうではないと、答えました。
あんまり遅いので、先生が探しに行こうとしたその時、ようやく最初の班がやってきました。
事情を聞いてみると、先生の言ったコースではつまらないと思った男の子が、わざと別の道に入ったのだそうです。それでは、道に迷ったのかと聞くと、そうではなく、女の子の1人が、ある建物の前で、恐怖のあまりに足が震え出して、動けなくなってしまい、ここまで連れてくるのが大変だったというのです。
その建物の話を聞いて、今度は先生の顔色が変化しました。更に、怖がっている女の子の話を聞いてびっくりしていたのです。
その子は、クラスでも1番気が強くて、男勝りなところがありました。でも、本人によると、霊感が強いとかで、幽霊やお化けの話はまったくだめだったんです。その子がいうことには、「建物の中に男の人がいて、窓から頭の部分が見えたの。よく見たら、首に縄がつながっていて、…首をつっていたの」
でも、みんなは気のせいだろうといって信じませんでした。いや、ただ1人、先生だけが妙な顔をして、なんともいいませんでしたが。
そして、みんなで、宿泊所に戻るときには、その子達が行ったという建物の前を通ったのです。(その班の別の女の子がハンカチを落としたというので、それを探しがてらに)そして、その建物見たとき、私は驚きました。窓が高いところにあるのです。どうみても、床から2メートルくらいのところでした。と、すると、彼女の言ったように天井に縄をかけて首をつるか、何かの台にのらなければ、中にいる人の頭は見えません。
でも、まだ、その時までは信じませんでした。ただ、その建物が妙にさびれていて、最近人が出入りしたような感じでなかったのは気になりましたが…。
そうして宿泊所についた後、先生ホールで言ったのです。「怖がるといけないと思って、黙っていたけど、あの建物は、依然、ある人が経営していたレストラン(と言ったように記憶しているけれど、もしかしたら違うかもしれない)だったの。そしてね、そこはあんまり流行らなかったもので、つぶれてしまって、困った挙げ句に経営者は、首吊り自殺をしたそうよ。ちょうどあの建物の中で…。だから、宿舎の人からはあの道を通って肝試しはしないようにっていわれていたのよ…」
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