魂がやどる

2005年10月18日
これは私が小学校二年の時の話です。
小さい頃から大切にしていたお人形があったんです。
その人形はおかっぱで、立たせると1メートルくらいのかわいい人形でした。
ある日学校から帰ってきた私は、人形がなくなっているのに気が付きました。
母に聞いたら「もう汚いから捨てた」と言われ、泣きながらゴミ捨て場に行ったのですが人形はありませんでした。
そして、その夜夢を見たんです。
その人形がすごい怖い顔をして、追いかけてくるんです。
「おねえちゃーん、痛いよ。右の腕が痛いよ。なんで私を捨てたの?」っていいながら追いかけて来るんです。
夢の中で一生懸命逃げたのですが、それが夢だとなぜかわかっているのに目が覚めないんです。
恐ろしさのあまり、夢の中で台所に逃げた私は包丁で刺してしまいました。
その瞬間目が覚めたんです。
まだ朝も早かったのですが、怖くてねむれなかった私は庭に出てみて驚きました。
庭の鉄棒のじくによりかかったようにあの人形が座っていたんです。
今考えるとこわいんですが、私はその人形をとっさに持ってゴミ捨て場に置いてきました。
でも、人形の右腕はありませんでした。
夢で「おねえちゃーん、痛いよ。右の腕が痛いよ。なんで私を捨てたの?」と私を恨むように追いかけられたことが、現実のような気がしてたまりませんでした。
そして、当時かっていた犬の小屋から人形の右腕がでてきて、その犬は右の前足を交通事故で無くしてしまい、次の年私はあの人形の腕の無い所と同じ所を骨折しました。
かわいがっていたので,魂が宿ってしまったのでしょうか?

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