もう少し
2005年12月23日深夜、このコーナーの話を読んでいました。傍らには飲みかけの缶コーヒーを
置いていました。舞姫さんの”壁の血痕”という話を読んでいたときです。
どこかから「もう少し・・・。も、もう少し・・。」という力はこもりながらも
この世のものではないかのような、とぎれとぎれのうめき声が聞こえてきました。
「もう少し・・。」繰り返されるその声は、何処から聞こえてくるのかは
分かりません。けれど、明らかに聞き取れる声で「もう少し・・。」そう
言っているんです。恐怖心のあまり、それをごまかそうと大きな声で「もう
少しって何が!!」などと叫びましたが「・・・・」何の返答も無し。
約30秒ほどの沈黙の後、「もう少し・・・。」また繰り返されます。
気が付いたのですが、その声は段々と近づいているようにも思われます。
「もう少し・・。」意外な程近くでその声が発せられていることに気が付き
ました。
缶コーヒーでも飲もうかと手を延ばした瞬間、その缶コーヒーの飲み口から
青白く細く長い指が、中から外へ出ているのです。それも出ていると言うより
重力に逆らい指一本を飲み口に引っかけて缶の中を登ってくるかのようでした。
驚いて、缶コーヒーごと床に投げつけました。「・・・・・」
静寂の後、飲み口から中のコーヒーが流れ出ています。
もう少し。あの声はあの世から、現世へ出てくるため霊界の扉を突破するための
声だったのでしょうか?
置いていました。舞姫さんの”壁の血痕”という話を読んでいたときです。
どこかから「もう少し・・・。も、もう少し・・。」という力はこもりながらも
この世のものではないかのような、とぎれとぎれのうめき声が聞こえてきました。
「もう少し・・。」繰り返されるその声は、何処から聞こえてくるのかは
分かりません。けれど、明らかに聞き取れる声で「もう少し・・。」そう
言っているんです。恐怖心のあまり、それをごまかそうと大きな声で「もう
少しって何が!!」などと叫びましたが「・・・・」何の返答も無し。
約30秒ほどの沈黙の後、「もう少し・・・。」また繰り返されます。
気が付いたのですが、その声は段々と近づいているようにも思われます。
「もう少し・・。」意外な程近くでその声が発せられていることに気が付き
ました。
缶コーヒーでも飲もうかと手を延ばした瞬間、その缶コーヒーの飲み口から
青白く細く長い指が、中から外へ出ているのです。それも出ていると言うより
重力に逆らい指一本を飲み口に引っかけて缶の中を登ってくるかのようでした。
驚いて、缶コーヒーごと床に投げつけました。「・・・・・」
静寂の後、飲み口から中のコーヒーが流れ出ています。
もう少し。あの声はあの世から、現世へ出てくるため霊界の扉を突破するための
声だったのでしょうか?
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