残酷な天使たち
2005年11月23日友人から聞いた話です。
何年前の事件だったでしょうか。
山と荒れ地の広がる、とある田舎町。
その日は朝から町の寄り合いがあり、
ほとんどの大人たちが家を空けることになりました。
大人たちは、家に子供を残しておくよりは、
みんなで遊ばせておいた方が安心だろうと思い、
家の庭に5、6人の子供を集め、仲良く遊んでいるように言い聞かせました。
大人たちのいなくなった後、
手持ちぶさたな子供たちは自分達の欲求を満たすため、
好奇心にあふれた瞳をあちこちへ向けはじめました。
「あら、起きちゃったの?おねんねしましょーね。」
ふいに一人の女の子が、自分の抱えていたぬいぐるみに、
そう語り掛けた時、その場にいた子供たちの興味は、一気に
そのぬいぐるみに集中しました。
「ねえ、次かして」
「次は俺だ」
「だめ、次はあたし!!」
「これはわたしんだもん!」
一つのぬいぐるみを廻って、取り合いが始まりました。
頭、両腕、両足をひっぱっての奪い合い。
最初はぬいぐるみ欲しさにやっていたことが、そのうち、
引っ張り合うことに興奮を覚え、子供たちの力の入れ具合は
どんどん加速して行きました。その時・・・・・
ブチブチッという音と共に、ぬいぐるみはバラバラに
ひきちぎられてしまいました。
興奮の冷めやらない子供たちは、口々に言いました。
「つまんない」
「他にないの?」
「・・・・・・・!!。あ、ちょっと待ってて!」
その家の子供が、急に家の中へ駆け込んで行きました。
数分後に、両腕に抱えて来たのは・・・。
子供達の瞳はギラギラとそれに注がれました。
数時間後、祖母に世話を任せておいた赤ちゃんが気になり、母親が帰ってきました。
すると、手を真っ赤に染めた子供が走り寄ってきました。
「・・・ちゃんと仲良くしてた?」
「うん!でもねママ、赤ちゃんがちぎれちゃったの。」
何年前の事件だったでしょうか。
山と荒れ地の広がる、とある田舎町。
その日は朝から町の寄り合いがあり、
ほとんどの大人たちが家を空けることになりました。
大人たちは、家に子供を残しておくよりは、
みんなで遊ばせておいた方が安心だろうと思い、
家の庭に5、6人の子供を集め、仲良く遊んでいるように言い聞かせました。
大人たちのいなくなった後、
手持ちぶさたな子供たちは自分達の欲求を満たすため、
好奇心にあふれた瞳をあちこちへ向けはじめました。
「あら、起きちゃったの?おねんねしましょーね。」
ふいに一人の女の子が、自分の抱えていたぬいぐるみに、
そう語り掛けた時、その場にいた子供たちの興味は、一気に
そのぬいぐるみに集中しました。
「ねえ、次かして」
「次は俺だ」
「だめ、次はあたし!!」
「これはわたしんだもん!」
一つのぬいぐるみを廻って、取り合いが始まりました。
頭、両腕、両足をひっぱっての奪い合い。
最初はぬいぐるみ欲しさにやっていたことが、そのうち、
引っ張り合うことに興奮を覚え、子供たちの力の入れ具合は
どんどん加速して行きました。その時・・・・・
ブチブチッという音と共に、ぬいぐるみはバラバラに
ひきちぎられてしまいました。
興奮の冷めやらない子供たちは、口々に言いました。
「つまんない」
「他にないの?」
「・・・・・・・!!。あ、ちょっと待ってて!」
その家の子供が、急に家の中へ駆け込んで行きました。
数分後に、両腕に抱えて来たのは・・・。
子供達の瞳はギラギラとそれに注がれました。
数時間後、祖母に世話を任せておいた赤ちゃんが気になり、母親が帰ってきました。
すると、手を真っ赤に染めた子供が走り寄ってきました。
「・・・ちゃんと仲良くしてた?」
「うん!でもねママ、赤ちゃんがちぎれちゃったの。」
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