おばさん、常識ないぞ!
2005年9月20日この話は僕の母から聞いた話です。
僕の祖父(母の実父)は平成元年に亡くなりました。それから数年後のことです。
我が家の墓は隣のT市の市営の墓地のすみにあり、隣は空き地になっています。ある年の彼岸のころ、母が墓掃除に墓地を訪れると既に墓には線香があげてあり、隣の空き地で見知らぬおばさんが何やら念入りにお祈りをしていました。不審に思い母が尋ねると、そのおばさんが次のような話をしてくれたそうです。
おばさんは昔、犬を飼っていました。その犬は賢くて近所でもかわいがられたそうです。その犬が死んでしまったので埋葬しようと見つけたのが、この墓地の空き地でした。空き地を掘り返していると太い骨が一本出てきました。おばさんは犬を埋葬し、出てきた骨は近所の犬にあげようと持ち帰りました。
さっそく、近所の犬にその骨をあげたところ、不思議とその犬はその日のうちに死んでしまいました。そこで、その犬も一緒に空き地に埋葬してあげました。
ところがその数日後の夜、二人のおじいさんがそのおばさんの枕元に現れ、大声で「犬畜生を埋めるんじゃねえ!」と怒鳴り、消えたそうです。おじいさん達は夜な夜な現れては「犬畜生と一緒にするな!」などとおばさんに繰り返し叫ぶようになりました。
おばさんは恐くなり、慌てて犬達を掘り起こし、まったく別の場所に埋葬し、供養したそうです。また、毎夜現れた二人のおじいさんは、隣の墓(つまり我が家の墓)の人達に違いないと思い、線香をあげ、それこそ必死にあやまったそうです。
母がそのおじいさんの特徴を聞いたところ、ひとりは間違いなく祖父だったそうです。が、もうひとりのおじいさんには心当たりがないそうです。母も知らないご先祖様なのか、近所のお墓に眠っている人なのか・・・。もしかしたら、おばさんが掘り出した「太い骨」の人かも知れません。
おじいさん達、どうか成仏なさって下さい。
僕の祖父(母の実父)は平成元年に亡くなりました。それから数年後のことです。
我が家の墓は隣のT市の市営の墓地のすみにあり、隣は空き地になっています。ある年の彼岸のころ、母が墓掃除に墓地を訪れると既に墓には線香があげてあり、隣の空き地で見知らぬおばさんが何やら念入りにお祈りをしていました。不審に思い母が尋ねると、そのおばさんが次のような話をしてくれたそうです。
おばさんは昔、犬を飼っていました。その犬は賢くて近所でもかわいがられたそうです。その犬が死んでしまったので埋葬しようと見つけたのが、この墓地の空き地でした。空き地を掘り返していると太い骨が一本出てきました。おばさんは犬を埋葬し、出てきた骨は近所の犬にあげようと持ち帰りました。
さっそく、近所の犬にその骨をあげたところ、不思議とその犬はその日のうちに死んでしまいました。そこで、その犬も一緒に空き地に埋葬してあげました。
ところがその数日後の夜、二人のおじいさんがそのおばさんの枕元に現れ、大声で「犬畜生を埋めるんじゃねえ!」と怒鳴り、消えたそうです。おじいさん達は夜な夜な現れては「犬畜生と一緒にするな!」などとおばさんに繰り返し叫ぶようになりました。
おばさんは恐くなり、慌てて犬達を掘り起こし、まったく別の場所に埋葬し、供養したそうです。また、毎夜現れた二人のおじいさんは、隣の墓(つまり我が家の墓)の人達に違いないと思い、線香をあげ、それこそ必死にあやまったそうです。
母がそのおじいさんの特徴を聞いたところ、ひとりは間違いなく祖父だったそうです。が、もうひとりのおじいさんには心当たりがないそうです。母も知らないご先祖様なのか、近所のお墓に眠っている人なのか・・・。もしかしたら、おばさんが掘り出した「太い骨」の人かも知れません。
おじいさん達、どうか成仏なさって下さい。
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